倉敷の南、瀬戸内海に近い由加の山、かつて栄えた寺社と門前町のある自然と歴史的環境の中にこの施設は計画された。ここでは小中学生を対象とした社会教育の場であると同時に幅広い青少年団体、又地元の一般市民のための公共施設としての利用も考慮されている。
深い谷に固まれた細長い屋根に沿って展開する施設群には、山門や宿場の露地、店先の縁台等がちりばめられ、視界は聞かれたり閉ざされたりしながら変化のある街並のイメージをつくっている。又神社の瓦屋根と民家の土壁色等の伝統的な手法の数々を計画の中に生かしたのは、新しい施設と古い街並が互いに連緊して環境の価値を高めてゆくことを意図した結果である。
所在地: 岡山県倉敷市由加2708
構 造: 鉄筋コンクリート 地下2階 地上2階
規 模: 敷地面積 70,000.00㎡ 建築面積 2,309.31㎡ 延床面積 3,115.25㎡
Commentaires